最近始まったわけではないが、以前から有名になりかけた言葉や造語などを、商標出願する人がいますね。
出願する人は、有名な言葉と関係のない人が殆どです。
これが、新聞やテレビなどのネタになるわけですが...
何故、関係のない人が、その商標を出願するのでしょうか?
商標の制度上、先に出願した人が有利に取り扱われます。
つまり、早い者勝ちですよ!
ただ、先に商標権をとったからと言って、儲かるかどうかは別の話ですね。
先に商標権を取得して、当事者に売りつけることを考えている場合が多いようです。
高くふっかけるのでしょうね。
PPAPのときもそうでした。
関係のない人が先に出願して、本人や関係者に売りつけることを考えていたようです。
みなさんが、「そんなのひどい!」などと言って批判してましたね。
みなさん、安心して下さいね。
悪だくみをして、日の目をみた人っていないでしょ?
法律は、そのような悪だくみを認めていませんよ。
つまり、関係のない人が、有名な言葉や造語について商標権を取ろうとしても取れない可能性が大です。
理由の1つとして、多数のみなさんが迷惑するから!
悪だくみをした人は、出願費用が無駄になり、世間の批判を浴びて、何も得られません。
「骨折り損のくたびれもうけ」って言うんでしょうね。
今回の「チバニアン」についても同様ですね。
出願した人は、何も得られません。
あえて言うと、「悪だくみしても得をすることはない」っていう教訓が得られるぐらいでしょうか。
ここで、気をつけて頂きたいことは、
ビジネスを本気でやろうとする人は、商標を出願して権利を持っていた方がいいってことです。
自分のビジネスを守るために、商標権を持っていると、他人がその商標を権利化できないので、いちゃもんとつけられたり、訴えられたりというトラブルを回避できます。
つまり、安心してビジネスを展開できるってことです!