コストカット=衰退期!

ビジネスでは、必ずコストを考える必要がありますね。
今、自動車会社のコストカッターと言われた人が悪い意味で注目されています。
コストカットするってことは、利益率が下がった、とか、市場が縮小したとかってことです。
会社は成長期ではなく、すでに衰退期にはいっています。
リストラも進んでいるでしょう。

では、この会社の立場として、何をすればよいか? っていうと、新しいサービス・商品を考えるべきです。

ビジネスなので、新しいサービス・商品に価格をつけるわけですが、どのように価格を設定すればよいのでしょうか?
これには、開発コスト、仕入れコスト、流通コスト、サービス窓口コストなどのコストを考える必要があります。
この際、いくらなら見込み客が買ってくれるか? ってことはあまり考えない方がよいです。

理由は、新しいサービス・商品だから、他と比べる対象がないから。
つまり、新しい市場を開拓する1番手だから。

ここで、注意することは、サービスや商品のスペックを高度・複雑にしないこと。
つまり、シンプルなスペックにすることです。
この方が、ハイスペックと比べて、早くリリースでき、しかも、価格を抑えることができ、利益率が高いのでお勧めです。
その後、ハイスペック版をリリースすれば、両方購入してもらえるかもしれませんね。

ただ、開発者は、少しでも良いものを提供したいっていう気持ちから、最初からハイスペック版を提供したいって思ってしまいますが、ここは我慢して、市場を育てましょう。
シンプルなスペックの方が、見込み客(需要者)に対して、新しいサービス・商品によって“どのような体験が得られるか?” がきちんと伝わりやすいです。
これが伝わると、ユーザー満足度につながるわけです。

ところで、新しいサービス・商品ってどうやってきめるか?
これについては、
1.自社の得意なこと
2.自社のやりたいこと
3.ビジネスとして成り立つこと

の3つの要素が重なる領域で考えるとよいでしょう。
もちろん、「見込み客が困っている」ことがあることが前提としてあります。

例えば、Uber(ウーバー)は、配車サービスを得意としていました。
次のビジネスとして、その技術を利用したUberEatsで飲食デリバリーサービスを展開しました。

Amazon(アマゾン)は、ネットでの買い物サービスを得意としていました。
次のビジネスとして、その技術と結びつけるAIスピーカをリリースしましたね。
さらに、AI機能を搭載した電子レンジをリリースしましたね。
温める食材セットについては、AIスピーカを用いてネットで購入するってことです。

ITビジネスって魅力的ですね!