電子決済と聞いて何を思い浮かべるだろうか?
クレジットカード、デビットカード、交通系ICカード、○○ペイ、あと、暗号資産のビットコインとかだろうか?
コロナ禍となって非接触を奨励する動きもあって、スマホを利用した各社の○○ペイが熾烈な争いを始めた。
それから2年以上が経過したが、みんなは、何を使っているだろうか?
今日話すのは、地球の反対側で2年前から導入された電子決済の話(朝日新聞8月14日付け記事より)。
革命っていうのは、いきなり起きるわけではないという。
電子決済を利用するビジネスってどうなっているのだろうか?
みんなが電子決済を利用する場合、基本的に手数料はゼロ。
お店側が電子決済の会社に対して手数料(利用料)を支払っている。
昔からあるクレジットカードについては、 電子決済の会社 が、お店に設置する端末で使用料を徴収したり、利用額の約5%を徴収したり。
しかも、お店に対して 電子決済の会社から入金されるのは、数日後らしい。
後から参入した電子決済ほど、お店側の手数料が安くなるのだろう。
小さな飲食店ほど、その手数料は痛い。
ブラジルでは、そんな小さな屋台などの飲食店が多くある。
つまり、人々の不満がたまっていったわけ。
そして、2年前かそこらに誕生したのが、PIXって名の電子決済。
何が今までと違うかというと、携帯電話に銀行口座情報、納税者番号とをひも付けて、電話番号かメールアドレスなどを相手に伝えると、相手の携帯電話に自分の名前が出る。
そして、金額を入力して「完了」操作をするだけで、10秒後に銀行口座間で送金も完了される。
しかも、手数料なし。多くの人が、このPIXを利用し始めるわけで、革命が起きたっていう話。
ただ、これを悪用する人もでてきたらしい。
誘拐だ。
スマホを携帯している人がほとんどだから、誘拐して、お金を振り込ませる。
自衛策として、銀行口座のアプリをインストールしたスマホは持ち歩かないというのもありだが、それでは、便利さが……
カンのいいみんななら気づいているだろう。
このブラジル発のPIXが日本に導入されたらどうなるか?