シートベルト警告音の無効化の部品ビジネス

自動車のシートベルト警告音をならなくする部品をつくって販売していた会社の経営者と従業員が、警察に逮捕されました。

シートベルトの金具を差し込むところに、シートベルトなしの金具だけの差し込む部品を売っていたそうです。
その部品に、自動車メーカーのロゴマーク(エンブレム)を付けていたので、商標権侵害の罪で逮捕されました(他に道路交通法違反もあり)。

有名な自動車メーカーのロゴマークを付けると、売れると思ったのでしょうね。
ロゴマークを付けると、見込み客は、その部品は、そのロゴマークの会社の部品だ』と思う。
つまり、見込み客は、それが正規品の部品だと思うってことです。

そうすると、自動車メーカーが知らないところで、知らない部品が勝手に流通することになります。
自動車メーカーが、商品の流通をコントロールできないってことになります。
それでは、自動車メーカーが困るので、商標権でコントロールするってことです。

ここで、もし、自動車メーカーが商標権を持っていなかったら、どうなるか?
警察は、何に基づいて取り締まればよいか? わかりにくい状況になります。

みなさんが、会社経営している立場だったら、自社の商品の流通をコントロールしたいのは当たり前ですよね!
経営者のみなさん、ビジネスルールとして商標をうまく使ってくださいね。
そして、勝手に使われないように、商標権をとっておくと安心ですよ!