ここ数年で、起業のハードルが下がってきたと思います。
副業OKの会社が増えてきましたね。
また、シェアオフィスが増えてきたこともあります。
アメリカでは、ずいぶん前から日本と比べて、起業のハードルが低かったようです。
欧米では、社会人になってから、大学で学び直すってことが珍しくないです。
つまり、常に学び続けている人たちが多いってことです。
チャレンジする文化が根付いているようですね。
さて、本題に戻って、起業しようかな?って考えている人が多くなっている現在、起業するのに、何が一番大切か?
いろいろ挙げようとすると、沢山でてきます。
資金(資金調達含む)、事業計画、アイディア、営業、コネクション、経験など…
ところが、それらは大した問題ではないです。
起業しない言い訳という人もいます。
まあ、不安要素といえばマイルドでしょう。
一番大切なのは、間違いなく、「志(こころざし)」です!
世の中に対して、何を提供して、世の中をどのようにしたいか?(変えたいか?)
それには、世の中に対して、何か不満や困ったことがあるはずです。
先週の朝日新聞に素敵な例が載ってました。
ある女性が夫と一緒に起業した話です。
どんなことで起業したのか?
それには、先ず、世の中の不満や困ったことにスポットを当てる必要があります。
それが何だったか?
日本の女性で乳がんにかかる人が多いってことです。
乳がんの予防として、定期検診でマンモグラフィー検査を受けることが考えられます。
ところが、この検査、女性たちは嫌いなようです。
理由は、挟まれて痛い、誰かに見られる、触られるから。
そして、これらの理由によって、女性たちが検査を避けて、検診率が下がってしまっているようです。
そこで、起業した女性は、どうしたか?
リング状の測定器をつくって、診断装置であるベッドの穴の中にリング状の測定器を設置しました!
検査を受ける女性が乳房を穴の中に入れると、測定器のセンサーが リングの沿って 移動して乳房を測定するっていう仕組みです。
これによって、乳房が挟まれないので痛くない、誰かに見られない、触られない!
素晴らしいですね!
ただ、いいアイディアは、まねしようとする人が必ず出てきます。
こういう場合、特許出願(申請)だけでも済ませておくとよいです。
競合会社が現れたとき、有利にビジネスを進めることができます!